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サプライヤーとして認定

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なぜ丸善機械なのか

このたび、丸善機械はアメリカのスペースX社より認定を受け、超大型工作機械「オーエム製 TMD-40/45M」を工場に設置することが決定しました。
通常、大手企業、特に最先端技術を必要とする航空宇宙業界では、中古の工作機械を設備投資に使うことは考えられません。なぜなら、これらの企業は多額の資金を投入して常に最新鋭の設備を自社オリジナルで導入するからです。
しかし、丸善機械の高度な技術によって常にメンテナンスされた機械に興味を持ったイーロン・マスク氏率いるスペースX社が、ショールームに来場し、丸善機械の提供する高品質・高精度の機械を評価していただき契約に至りました。

イーロン・マスク

2000年代初頭にZip2やPaypalを売却しスペースX社を起業します。人類が初めて月に行ってから30年以上経過したにもかかわらず、宇宙探索の進展が全くなく、NASAには火星に行く計画すらないことに落胆し、新しいイノベーションもない業界へ苛立ちを覚え企業したのだそうです。
今となればフォーブスの長者番付で世界第二位の資産を誇るイーロン・マスクですが、約200億円でロケット事業に参入できるような甘い世界ではありませんでした。
だからこそイーロン・マスクの考えの根幹にある既製品を使わず、常に「それがベストなのか」を自問自答し、コストのみならず、常に新しいイノベーションを生み出してきたのです。スタイリッシュな宇宙服を自社で製造したり、ロケットの操作盤をすべてモニター制御へ置き換えたり、使い捨てが当たり前だったロケットを再利用させ圧倒的コストパフォーマンスを実現したり、スターリンクのミッションである地球上どこでも高速のネットに接続可能にしたりと多岐にわたります。
民間で初めて国際宇宙ステーションへの有人飛行を成功させ、Falcon9プロジェクトでは、1基あたり2億ドルで提供できるという圧倒的なコストパフォーマンスを実現しました。現在はNASAとも契約し、今年(2024年)はロケット打ち上げ144回を目指している世界のトップ企業です。

超大型 CNC複合立旋盤

オーエム製 TMD-40/45Mは、横幅約13m 高さ約9m、重量約100t の超大型CNC複合立旋盤で、4階建のビルに匹敵する大きさです。航空宇宙・造船・建設・社会インフラ・資源/エネルギー産業など幅広く活用可能で、この機械は大手企業のプラントにて使用されていました。
 


購入の決め手は○○

01 技術力

超大型工作機械を最終組立精度の向上に向け自在に調整する整備力に加えて、大型機用の各種測定器をマスターしたエンジニアリング力、一朝一夕には身に付かない歴史やノウハウなど総合的な技術力を評価いただきました。

02 信頼

最新鋭の設備をそろえた大型ショールーム「NEXT東京マシンテック」が2年前に完成しました。活用されなくなった機械だからこそ、安心・安全を提供するために、レーザー測定器を始め大型円筒スコヤ等の大型機専用測定器を以って全精度測定項目を合格しました。実際に現物を前にして測定値を視認できる環境が整っていたことも評価を頂いた大きな要因となりました。

03 納期の早さ

新品の場合1~2年はかかるところ、弊社の在庫機械だからこそ3カ月ほどで納入となりました。自社で大型機の分解・メンテナンスを行えることが、最短納期の実現を可能にしています。

必要なのは行動力

丸善機械は創業から約65年、オイルショックやバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックといった困難な時代を乗り越え、長い間業界で戦い続けてきました。イーロン・マスク氏と同様に、私たちは常に「これがベストなのか?」と自問し続け、新しいイノベーションを生み出してきたことを誇りに思っています。
昭和の時代、中古機械業界は汚れた建物に汚れた機械を並べ、価格の安さだけで顧客の要求を満たしていました。しかし、平成・令和の時代には、中古機械が「安くて汚い」というイメージでは通用しません。そこで、丸善機械では如何に新品精度を上回る整備が出来るかを目指し、最高のパフォーマンスを提供できるようにベストなソリューションをご提案しています。また、より良い機械を提供するために社内で何度も議論を重ね、技術力の向上に努めてきました。2年前には最新鋭の展示場を建設し、レンタル事業にも参入するなど、多様なニーズに応える新しいモノづくりの形を提案しています。
さらに、インターネットを活用して日本国内だけでなく、グローバルに展開し、SNSを通じたマーケティングにも力を入れています。今回の商談が成立したのは、両社の考え方が一致していたからだと考えています。日本の小さな企業である丸善が、熱い情熱と信念を持ってスペースX社と対等に交渉し、ファルコン9プロジェクトに参加できたことを誇りに思います。

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