【コラム】輸出のFOBとCIFとは？

輸出のFOBとCIFとは？違いと選び方を解説！
分解・輸送・通関・据付までトータルサポート！

はじめに

海外へ商品を輸出する際、「FOB」や「CIF」という貿易条件を耳にしたことがある方も多いでしょう。しかし、これらの条件が具体的に何を意味し、どのように選ぶべきかを正しく理解しているでしょうか？

本記事では、FOB（本船渡し）とCIF（運賃・保険料込み）の違いを分かりやすく解説し、どちらを選ぶべきかのポイントをご紹介します。さらに、弊社では分解・輸送・通関手続きから海外輸送・現地納入据付までトータルサポートを提供しており、輸出の煩雑な手続きを一括でお任せいただけます。

FOB（Free On Board）とは？

FOBの概要

FOB（本船渡し）は、売り手（輸出者）が指定の港で船に積み込むまでの費用とリスクを負担し、積み込みが完了した時点で買い手（輸入者）に所有権とリスクが移る取引条件です。

FOBにおける費用負担

• 売り手負担（輸出者）
  
  ✅ 商品の分解・梱包（必要な場合）

  ✅ 工場から港までの輸送費

  ✅ 港での積み込み費用

  ✅ 輸出通関手続き費用

• 買い手負担（輸入者）
  
  ✅ 海上運賃（船の手配）

  ✅ 貨物保険（必要に応じて）

  ✅ 到着港での荷下ろし費用

  ✅ 輸入通関費用・現地配送費

FOBのメリット・デメリット

✅ メリット

• 買い手が自由に海上輸送を手配できるため、コスト交渉が可能。
• 売り手は国内の手続きを完了すればよく、負担が少ない。

❌ デメリット

• 買い手が輸送を手配するため、経験がない場合は手間がかかる。
• 売り手側で輸送や保険の手配ができないため、提供できるサービスが限定される。

CIF（Cost, Insurance, and Freight）とは？

CIFの概要

CIF（運賃・保険料込み）は、売り手が海上運賃と貨物保険を負担し、買い手の指定する港まで輸送を手配する取引条件です。ただし、リスクの移転はFOBと同様、船に積み込まれた時点で発生します。

CIFにおける費用負担

• 売り手負担（輸出者）
  
  ✅ 商品の分解・梱包（必要な場合）

  ✅ 工場から港までの輸送費

  ✅ 港での積み込み費用

  ✅ 輸出通関手続き費用

  ✅ 海上輸送の運賃

  ✅ 貨物保険料

• 買い手負担（輸入者）
  
  ✅ 到着港での荷下ろし費用

  ✅ 輸入通関費用・現地配送費

CIFのメリット・デメリット

✅ メリット

• 売り手が輸送と保険を手配するため、買い手は手間を省ける。
• 一括で価格設定されるため、買い手にとって予算管理がしやすい。

❌ デメリット

• 売り手が輸送手配を行うため、買い手が運賃交渉できず、コストが高くなる可能性がある。

FOBとCIF、どちらを選ぶべき？

FOBとCIFの選択は、輸出入の経験や取引の規模によって異なります。

▶ FOBは、輸入者が自ら輸送を手配できる場合に最適。

▶ CIFは、輸出者に輸送をすべて任せたい場合に適している。

弊社のトータルサポートで輸出をスムーズに！

弊社では、分解・輸送・通関手続きから海外輸送・現地納入据付まで、トータルサポートを提供しております。輸出の際に発生するさまざまな手続きをワンストップで対応し、安心・確実な海外納入を実現します。

✅ 弊社のサポート内容

• 機械・設備の分解・梱包（海外輸送に適した状態に梱包）
• 国内輸送（工場（展示場）から港までのスムーズな輸送）
• 輸出通関手続き（各国の規制に適合した通関手続き）
• 海外輸送（FOB/CIF対応）（海上・航空輸送の手配）
• 現地納入・据付（到着後の設置・稼働サポート）

「FOBかCIFか迷っている」「輸送手配が不安」「現地での据付まで任せたい」といったお悩みがあれば、ぜひ弊社にご相談ください！

まとめ

FOBとCIFは、それぞれ異なるリスクとコスト負担の特性を持っています。

• FOBは、輸入者が輸送を手配し、コストをコントロールしたい場合に最適。
• CIFは、輸出者に輸送・保険を任せたい場合に適している。

弊社では、輸出時の分解・輸送・通関・海外輸送・納入据付まで、すべてトータルサポートいたします。輸出の負担を減らし、スムーズな取引を実現したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください！